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社会保険労務士の島田知明です。
入社した社員の
雇用保険・健康保険・厚生年金保険手続きで
どんな情報を収集すれば良いか悩んだことはありませんか?
サクサクと手続きができるよう、
情報収集のポイントを記載致します。
テンプレートを作成しましょう
一番簡単な方法は、ひな型を作成することです。
次の項目が入ったひな型をオススメします。
(コピーしてご活用下さい)
- 氏名
- 氏名のフリガナ
- 性別
- 生年月日
- 現住所
- 住民票の住所
- 電話番号
- 入社日と保険加入日
- 雇用期間の定めの有無 ※有の場合は、雇用期間も
- 就職経路(安定所・自己就職・民間紹介)
- 職種
- 年金番号
- 雇用保険被保険者番号 ※わからない場合は前職を3社ほど確認
- 給与体系(時給・日給・日給月給・月給)
- 給与の内訳(基本給○○円、通勤手当○○円、時間外手当○○円)
- 1箇月あたりの給与総支給額
- 個人番号(マイナンバー)
技能実習生などの外国人を雇用される場合は、
在留カードも忘れずに確認して下さいね。
オススメの理由
一つ目は、役所からの問合せ対応がスムーズになることです。
ハローワークから、
「前職は分かりませんか?」
「雇用保険番号ほかにありませんか?」
「本人が申告している入社日と取得日が違うのですが・・」
年金事務所からは、
「届出の住所と住民票と違いませんか?」
「登録されているフリガナのデータと違うのですが・・」
などの、ちょっとした対応の手間を減らすことができます。
二つ目は、助成金の支給要件のチェックにも活用できます。
例えば、
トライアル雇用助成金を考えている会社が、
ハローワーク紹介で雇用保険を取得するところ、
間違って自己就職で保険の取得をしていないか
といった確認に使えます。
(ちなみに間違って申請しても訂正はできます)
他にも、
お客様からは、
「緊急時の連絡先も聞いて社員台帳として活用しています」
「加筆して労働者名簿としても活用してます」
といったお声をいただいております。
従業員台帳や雇用契約書といった労務管理の書類
に流用できる部分があります。
よろしかったらご参考下さい。
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社会保険労務士・人事労務コンサルタント 島田知明
1985年 福井県大野市生まれ。福井県立大学経済学部卒。卒業後、地元金融機関に勤務し、所属する支店の全店第2位の成績に貢献、チームワークの重要性を体験。「人の成長」に魅力を感じ、専門家である社会保険労務士合格を志し退社。1年3ヶ月間の無職無収入、派遣社員を経て、大手社労士事務所に8年間勤務し1万件を超える人事労務対応を経験。「社員と会社が互いを尊重し、成長できる環境の実現」を理念に掲げ2019年8月開業。
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