いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
社会保険労務士の島田知明です。
どの業界でも、
人手不足
が騒がれています。
従業員の離職を減らすことが、
今後さらに重要ですね。
従業員の離職を防ぐには、
モチベーションがポイントになってきます。
今回は、
従業員のモチベーション低下防止について2つお伝えします。
何を優先するのか
「会社の風土」にあった方法から取り組む。
「会社の風土」といっても、
- 創業年数
- 取扱商品
- 従業員数
- 従業員の男女比率
- 年齢層
- 人事評価
- 就業規則等の諸規定
が同じ会社はありません。
「会社の風土」も会社の数だけあります。
ソフト面での他社成功方法を取り入れて、
逆にモチベーションが悪くなる場合があるので注意が必要です。
同業者から「雑談を増やしたら従業員の定着が良くなったよ。」と聞いた
物静かな社長様が、
「最近調子どう?仕事楽しい?」
「息子さん何歳になった?」
と急に話しかけられた従業員はどう感じるでしょうか?
従業員は、
「急に社長どうされました?!」
と気にならないでしょうか?
他にも、
「従業員の家族も呼んだバーベキュー大会をしたら盛り上がったよ。」
と聞いて、
「わが社もしよう!」としておこなったところ、
大不評
アルコールが入った影響もあって、
上司から部下への指導話が続いたようです。
家族の面前で、自分のプライドが傷つけられたら嫌ですよね。
自社に取り入れる前に、
「会社の風土に合うかな。」
と「一呼吸」されるのも良いと思いますよ。
ルールも風土から考える
会社の人事評価や就業規則も同じです。
「会社の風土」に合っていない、
人事評価制度や就業規則も従業員のモチベーションに悪影響を与えてしまいます。
- 人事評価制度を作成または変更するとき
- 新しくノルマの設定や変更するとき
- 就業規則を作成または改定するとき
自社でイチから考えることは、
なかなか難しく、多くの会社様が「外部の専門家」に頼んで作成していると思います。
ただ、「内部の専門家」は「社長」です。
自社に合っているかどうかの最終判断は、
「外部の専門家」ではなく「内部の専門家」である「社長」にしかできないことです。
御社に人事評価制度や就業規則があるようでしたら、
「会社の風土」と「会社が目指す方向性」の2つに、
合っているのか?
違和感は無いか?
のご検討されてはいかがでしょうか。
社長様が「会社の風土」と「会社が目指す方向性」からブレない限り、
従業員のモチベーション低下も起こりにくいと思いますよ。
ご参考までに
社会保険労務士・人事労務コンサルタント 島田知明
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